第1回
お肉を食べて元気になろう! ~お肉の中の生理活性物質~
健康ブーム、お肉ブーム!
こんにちは、代表取締役社長の中嶋武司(お肉博士1級)です。
やはりお肉を食べている人ほど、活き活きしているなと思います。
その理由は、お肉に含まれている多くの栄養素が密接に関係しているのです。
今日は、お肉に含まれている体・健康に影響するいくつかの物質(*生理活性物質)を紹介します。*生理活性物質(参考: https://kotobank.jp/word/生理活性物質-163006)
今日はお肉博士1級テキストより次の5つを紹介します。
1、セロトニン
セロトニンは必須アミノ酸の一つです。神経伝達物質としての役割があり、心のバランスを整えたり、不眠症の解消、うつ病の発症を抑える作用があると言われています。
2、カルニチン
最近、脂肪燃焼物質としてお茶などでもうたわれている「カルニチン」。その通りで、カルニチンには、脂肪を燃焼してエネルギーに変える上で非常に重要な物質です。エネルギーのもとであるATP (アデノシン三リン酸) を作る原料を体内で運搬しているのが、カルニチンです。カルニチンは、体内でもつくられる物質ですが、食品中の一番の供給源は、牛肉の赤身肉です。運動機能の向上、身体の瞬発力向上などの効果があると言われています。
3、タウリン
よく栄養ドリンクで聞く物質です。タウリンは、心臓や血管の収縮を調整したり、肝臓の機能を活性化する役割があります。体内でも合成されますが、赤身肉にはタウリンが多く含まれています。特に、豚肉や牛タンに多く含まれている物質です。
4、カルノシン
カルノシンには、酸化を予防する抗酸化作用があります。白内障を防ぐ働きがあります。その他、運動機能の向上、アンチエイジング、疲労抑制作用もあると言われています。
5、イミダペプチド
イミダペプチドの正式名は、イミダゾールジペプチドです。アミノ酸結合体で、動物の骨格筋に存在しています。鶏胸肉に豊富に含まれています。イミダペプチドは抗疲労効果があると科学的に証明されています。
今日は、この5つの物質の紹介でした。
簡単にまとめると、お肉を食べると…
- 体の各臓器の機能を正常に保つことをサポート
- ストレスに打ち勝つエネルギーを生産
- 充実感や幸福感を獲得
- 抗酸化作用、アンチエイジング、疲労回復のサポート
お肉を食べている人が活き活きしている一つの理由わかりましたか。
今日、紹介したお肉に含まれる生理活性物質の他にも、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルといった多くの物質が健康増進に関わっています。
これらについては、他のコラムにて紹介していきたいと思います。
ぜひ、私たちと一緒にお肉について理解を深めていきましょう。
美味しいお肉を食べるということがもっと好きになることでしょう。
担当: 中嶋武司 代表取締役社長 お肉博士1級
参考: 「第6回お肉検定 講習会1級テキスト2017」106-107